2025年6月1日日曜日

高効率冷却ブレーキディスクのご紹介

高効率冷却ブレーキディスクのご紹介

近年、車両の高出力化や長時間の高速走行により、ブレーキシステムには過酷な熱環境が求められています。
本発明は、これらの状況に対応するために開発されたシロッコファン構造を応用した冷却ブレーキディスクです。

1. 従来構造の課題と本提案の概要

従来のベンチレーテッドディスクロータでは、直線状フィンにより冷却空気を内部に導いていました。
しかし、車両走行風との干渉や流路の不安定さにより、冷却効果には限界がありました。

そこで本提案では、シロッコファン構造に着想を得た螺旋状フィンを内蔵することで、安定した空気の流れを生み出し、冷却性能の向上を図ります。

【図1】動作説明図・機能説明図・仕組み図

図1

2. 本技術の構造と空気流路のしくみ

本構造では、ディスク外周の開口部から走行風やファン効果によって空気を取り込み、
フィンに沿って螺旋状に回転中心方向へと導きます。
この設計により、空気の流れがよりスムーズになり、放熱性能を安定的に高めることが可能となります。

【図2】シロッコファン構造の内部空気流路の模式図

図2

3. 実装・互換性・試作モデルについて

この新構造は、既存のディスクブレーキにも比較的容易に適用可能な設計となっており、互換性が高いのも特徴です。
現在、3Dプリンタを活用してモックアップを製作し、簡易な冷却性能の可視化実験も個人レベルで進めています。

【図3】試作モックアップと簡易実験の様子

図3

4. 特許出願と技術提案状況

本技術はすでに特許出願済みであり、複数の国内外ブレーキメーカーに技術提案を行っています。
出願番号:特願2025-47620
今後は試作データの収集や連携企業の開拓を通じて、実用化へと進めていきます。


5. 今後の展望と連絡先

本技術に関心をお持ちの企業・技術者の皆様へ
さらなる冷却効率向上と安全性向上を目指す取り組みにご賛同いただける方は、ぜひご連絡ください。

📧 お問い合わせ先:
kudo00@gmail.com

新構造ブロックチェーン技術 – 高速・高耐性の分散台帳(特許出願中)

特許出願中 新構造ブロックチェーン技術 – 高速・高耐性の分散台帳 円環状ジェネシス × 複数接続ポイント × チューブ形状データ構造 従来の直列...