2025年6月1日日曜日

シロッコファン方式を用いたベンチレーテッドブレーキ

出願番号:特願2025-47620

新構造ブレーキディスク冷却技術のご紹介


近年、車両の高出力化・高速化に伴い、ブレーキの冷却性能の強化が重要な課題となっています。当ページでは、現在特許出願中の新しい冷却構造を採用したディスクブレーキのアイデアについて、簡単にご紹介いたします。


🔧 特長

シロッコファン構造を応用した内部フィン設計により、走行中の空気を効果的にディスク内部に導入
ディスク内部のエアフローを最適化することで、ブレーキ作動時の熱を効率的に放散
高速走行・下り坂・高荷重環境など、過酷な条件下での冷却性能向上を狙った設計


この技術は、すでに日本国内で特許出願を行っており、現在審査請求の検討を進めております。
実証モデルの試作・温度比較試験なども個人ベースで進行中です。


📄 技術的な資料について

本技術に関する**技術資料や出願書類(PDF)**をご希望の企業様には、個別にご提供しております。ご関心のある企業・開発担当者の皆様は、お問い合わせフォームまたはメールにてご連絡ください。


ディスクブレーキの全体構造

この図は、新たに提案されたディスクブレーキの全体構造を示しています。外周部から取り込まれた空気が、内部のフィン構造を通じて効果的に内周部へと導かれ、冷却性能の向上が期待されます。






















ブレーキディスクの冷却構造における新たな内部構造を示した斜視図であり、以下の要素で構成されています:

  • 外周部:円盤形状の外周には、多数のフィン(羽根)が放射状に斜めに配置されており、これが冷却空気を取り込む「吸気口」として機能します。これらのフィンはシロッコファンの構造を模して設計されています。

  • 内周部(中央の円柱部):この部分は回転軸へと連結されるハブ構造を表し、吸気された冷却空気が最終的にこの中央部から排出される想定です。

  • 内部の斜めフィン:ディスクの回転により、外周から空気を取り込み、フィンを通じて内周に向かってスムーズに流すことで、エアフローを制御します。これにより冷却効率が飛躍的に向上する設計です。

このような構造により、従来の直線型ベンチレーテッドディスクに比べて、走行風との干渉を抑えつつ内部冷却効率を高めることが可能となり、ブレーキフェードの抑制に貢献します。





内部フィンの配置と空気の流れ

内部フィンの配置が、空気の流れを最適化するよう設計されています。これにより、ブレーキ作動時に発生する熱を効率的に放散し、冷却性能を高めることが可能となります。










 

本資料は特許出願中の技術内容を含みます。
出願人の許可なく、転載・配布・二次利用することを禁じます。
© 2025 Kenji Kudo



シロッコファン方式を用いたベンチレーテッドブレーキ

出願番号:特願2025-47620 新構造ブレーキディスク冷却技術のご紹介 近年、車両の高出力化・高速化に伴い、ブレーキの冷却性能の強化が重要な課題となっています。当ページでは、現在特許出願中の新しい冷却構造を採用したディスクブレーキのアイデアについて、簡単にご紹介いたします。 ...